アルコールストーブ その4

 自前で使えるアルコールストーブを作ろうとネットで情報を集めアルミ缶を集め、道具を購入し、5号機に挑戦。

 現在、一番ましな出来の3号機は上から押すと奥まで潜って燃料の容量が確保できない欠点があるのですが、潜らないように内部にツッカエ棒を入れてやれば解決できそうです。 自作アルコールストーブ業界で、ペプシ缶ストーブと呼ばれているタイプは、内部に円形上に筒を入れることで壁を作って小部屋を作り、気化したアルコールの圧力を高めてジェット炎の勢いを良くする方法があるそうですが、これを応用できそうです。


 概念図。

 蓋部分の黒い点はジェット穴。 今までは径が0.8mmx16箇所+中央に0.8mmx5箇所の構成でしたが、今回は径を1.5mmx8箇所+中央の穴(径2.0mmx1箇所)にしました。
 中央の仕切り板はアルミ缶のあまった切れ端を長方形にして切れ込みを入れて端同士を組み合わせ、輪になるようにしました。 2箇所のへこみは燃料が仕切り外に行くようにするために切れ込みを入れています。



 で、作って試してみました。

 アルコールを注いで火をつけてみると、容量が大きくなった分、プレヒート(予備加熱)に時間がかかりますね。 ジェット穴脇の溝に十分アルコールを残しておいて、これでプレヒートを十分してやると美しい炎が吹き上がりました。



 これだけではシェラカップをかけられないので、アルミの板を買ってきて簡単な五徳を作ります。 90mmx20mmの板の中央に切れ込みを入れて十字に組み合わせるだけの簡単構造ですが、道具が無いのできっちり十字部分が組み合わせるように削るのが苦労しました。

 見た目は悪いけど、十分な強度でシェラカップが安定します。


 仕切り板を作って内部の気化したアルコールが加圧できたせいか、非常に見た目がいい炎がでますね。 自作作品としては外見はともかく満足な出来です。


 シェラカップ内部の200ccの水を十分沸騰できるだけの火力がありますね。 もっと水が多くても沸騰できそうです。