できるかな USOSKINE工作講座 その1

 そんなわけで、USOSKINEを作ってみましょう。

 注意点とか。

・ 材料、道具は普通に手に入るものばかりです。
・ 技術も特に高度なことをしていません。 大丈夫。 私も素人だ(笑
・ 人間勢いで大抵のことは何とかなるぞ。 失敗しても作り直せばいいさ。
・ 刃物を使うので怪我には注意しましょう。
・ MOLESKINEへの愛は大分必要です。



① とりあえずモックアップを作ってみる

 75mmX75mmのPost-itをはさめるように、そこら辺に転がってた薄いプラスチックの板を切って折り曲げてPost-itを張ってみました。 そのままだと弾力で開いたままなので輪ゴムをセロハンテープで固定して完成。 実際にポケットに入れて使ってみましたが、見た目はともかく使い勝手は悪くない。 角がポケットに引っかかったりするのではさみで角を丸めたり改造をしながら2日ほど細かいところをいじりながら検討してみました。

  
② 図を描いてみる

 自前のMOLESKINEをあちこち眺めてみる。 何層で構成されているかとか、背の部分がどうなっているかとか、エッジの部分とかよーーく見る。 で、大雑把な構造を図に描いて検討してから実際切り出す寸法を割り出す。 もちろん図を描くノートはMOLESKINE
 

 表面のもぐら革をどうやって折りたたんでエッジの丸みを出しているかとか、背表紙の構造とか、ゴムヒモの固定方法とか、外見からは分からない部分が多い。 思わず分解したくなったのですが、貧乏性なので壊せません。

 この時点でゴムヒモの取り付け方の難易度が高いだろうなと予想。 いろいろ取り付け方を考えて検討しています。
 ポケットは作成難易度が高そうだし、Post-itを取り付ける関係で必要ないだろうとオミット。 1ページ目の「In case of loss, Please return to:」の文字はあったらカッコいいけど今回は無し。 裏表紙のロゴは金属で判を作って押さなきゃいけないので手が出ないので無し。
 あと、見た目のポイントであるエッジ部分の丸みは手切りではきれいに切れないので専用の道具が必要になりますね。

  

 そんなこんなをあれこれ考えて材料切り出し図とかの概念図を作りました。 (なぜかドット絵で描く私)

 ゴムヒモの取り付け方がこの図では分からないけど、力尽きました。 後で写真で分かるようにします。
  

③ 材料と道具の買出し

 
 使う材料。 各種紙を4種とゴムヒモ。 ホームセンターとかで手に入るものです。 買うサイズはA4サイズで十分作れます。(各材料の名称は適当)
「表面」・・・・・MOLESKINEを開いたときに見るクリーム色の紙。 厚みは薄めです。
「厚紙」・・・・・ボール紙。 1.0mm厚ぐらい。 これが強度を決定します。
「中紙」・・・・・普通の画用紙。 背の部分の強度を決定するのでもうちょっと高い紙にするべきだったか。
「黒紙」・・・・・本当は布でそれっぽいのを探せばよかったけど、今回は黒の画用紙で代用。
「ゴムヒモ」・・・5mm幅の手芸店とかで売っているもの。
  

 
 道具。 シャープペン、消しゴム、カッター、定規、切り出し用マット、千枚通し、ホッチキス、木工用ボンド、マスキングテープ、計算機。 あと写真に写っていないけどL字定規とハサミときれいな布(いらないハンカチとかでOk)、紙が何枚かあると便利。 ほとんど家にあるものばっかり。 若干特殊なのはエッジ部分を丸く切るポンチ。 ホームセンターで900円ぐらいで売っています。
  

④ 材料切り出し

 
 紙を切り出します。 カットする大きさは「大図解 USOSKINE 分解図」を参考に。 カッターの刃はケチらずに折って使いましょう。  一応シャープペンで線を引いてからカット。 角が直角になるようにL字定規とか使うといいかも。 ここで寸法が出ないとどうしようもないので頑張って正確に切り出してください。
  

⑤ 角を丸くカット

 
 角をカット。 これはポンチを使います。 カットする位置は「大図解 USOSKINE 分解図」を参考にしてください。
 
 
 4種の紙を切り出して角を丸くした状態。 次回張り付けます。

  
 続く