Dungeon of Pain βリプレイ日記

■ 第3話 死と回収

 ゲームにログインして宿屋に行って昨日のメンバーを探します。 宿屋の冒険者リストには検索機能があって今まで組んだキャラとか自分の同じレベルのキャラとかいろいろな条件を選んで自分の組みたいメンバーを検索することができます。
 昨日のデータで各キャラの内容が更新されています。 アラン(盗賊)はLV1になっていてレベル制限でニンバスと組めず、クラッカ(僧侶)は死亡。 チコ(魔法使い)はまだLV0だったのでパーティーに組み込みます。 アランの本体は頑張ってレベルアップして、クラッカの本体は昨日死亡したようですね。 チコはレベルが変わらないもののローブを手に入れたらしく防御力が上昇しています。 さらにLV0の盗賊と僧侶を調達してダンジョンに挑みます。

* パーティー *
ニンバス     戦士  (♂) レベル0
ロビン      盗賊  (♂) レベル0
ストラッフォード 僧侶  (♂) レベル0
チコ       魔法使い(♂) レベル0

βテスター有志の方が運営しているホームページを覗いて情報収集してみると、昨日ダンジョンの深部でまれに出没するボス級のユニークモンスターである「死者の司祭」を倒したLV3のキャラがいたらしく、ユニークモンスターを倒したことでダンジョンの内部情報が変化をしたそうである。
最初の探索場所であるダンジョンは比較的安定した狩場ですが、こういったプレイヤーの行動が探索場所に影響を与えて変化を起こす狩場が高レベルになるほど多いらしい。   今回の変化はダンジョンの全階層に徘徊型のジャイアントスケルトンがうろついているそうだから注意が必要である。
注意深くダンジョンに進入し、狩りを開始。 今回のジャイアントスケルトンはLV0のパーティーにとっては即死級の敵なので常に周囲を警戒しています。 あまり奥へ進まずに狩りをしてある程度稼ぎがたまったので地上に戻ろうとすると出口にジャイアントスケルトンが。 距離が近かったため反応されてロビンが殴られて即死。 チコの「蜘蛛の糸」でジャイアントスケルトンの移動を制限させて出口に走りこんで逃げました。
街でパーティーの状態を調べます。 盗賊のロビンが死亡したのでパーティーからはずし。 パーティーに入れたロビンはあくまで本体のロビンの分身なので本体には影響がありません。 ニンバス以外のメンバーはすべて分身なので自分のキャラ以外死んでもデメリットはないわけです。
ただし、あんまりパーティーメンバーを殺し続けるとモラルという隠れパラメーターの数値が下がって不都合が出るそうです。
死んだロビンの代わりに別のキャラを入れます。 分身のロビンは死んだ事になっているので今日はもうパーティーに入れることは出来ませんが、ロビンの本体が死んでいなければデータ更新された明日にはまた復活してパーティーに入れることができるでしょう。

次の探索は恐れていたジャイアントスケルトンに遭遇することなく探索を終え、パーカー(LV0 戦士)、ビングー(Lv0 魔法使い)と表記された二人分のキャラクターの死体を拾いました。 これは昨日誰かのプレイヤーの持ちキャラの死体のようです。 死体を回収して街に戻って詰め所に行き、死体を収めておきます。 一度死亡すると、他のキャラクターが死体を回収しない限りパーカーとビングーは死んだままです。 回収が行われたことで二人のキャラクターは復帰して再び探索が出来るようになります。
 今回はLV0のキャラの回収なので無償ですが、高レベルのキャラクターは詰め所に登録をして高額の保険料を支払い、死んだ場合に報酬を支払うことで他のキャラクターに回収をお願いすることができるそうです。

続く