児童文学

 図書館で前回見つからなかった「ねぎ坊主畑の妖精たちの物語」と「夢でない夢」を発見して借りる。 これらだけ児童文学のコーナーではなく小説コーナーにあったから見つからなかったのか。 「夢でない夢」の挿絵がなんとなくエロいせいで児童コーナーに置けないのかもしれませんが。 絵としては嫌いじゃないけど内容と微妙に世界観が違うんだよね。
 オレンジ党シリーズと登場人物の名前が同じだったりして微妙に関係があるっぽいですが唐突に話がぶった切れていたり、登場人物の死で不条理に終わったり、トラウマになりそうな話が多いなぁ。 作者の天沢退二郎氏が詩人でもあるのでイメージが現れるまま書き綴ったせいかも。 

 あと、ル=グウィンの新シリーズ「西のはての年代記」を一気読み。 抑え目で丁寧な語り口で面白いですね。 でも、ゲド戦記後期シリーズで感じた違和感と同じ雰囲気があるのはなんだろう。 来年3巻目が出るそうなので期待。