児童文学

 電脳コイル関係で、天沢退二郎という人が書いた児童文学が元ネタにあるということで図書館に行って借りてくる。 見つかったのは「光車よ、まわれ!」「 闇の中のオレンジ」 「オレンジ党と黒い釜」 「魔の沼」「オレンジ党、海へ」の5冊。 「ねぎ坊主畑の妖精たちの物語」は見つからなかったので次回改めて探す予定。 ガキの頃に図書館で見つけて手に取ったものの、借りるところまではいかなかったんだよな。
 図書館からの帰り途中、喫茶店に寄ってコーヒー一杯で粘って全部読破。 どれも死と土着的な湿った臭いが漂い、日常生活が別の視点から眺めることで知っているはずの世界がずれて行って不思議で怪しい雰囲気を出しています。 話がとっちらかって洗練されていない印象がありますが、それを補って余りある登場人物の魅力(ヒロインの龍子とか李エルザとかかっこいいです)と独特な世界観は「もっと読みたい!」と思わせる力を持っています。
 時々、こんな本に出会えると人生幸せですね。