山登り

Denzi2005-08-21

 富士山に行ってきました。
 夕方、7合目の山小屋について即効食事をして枕幅の寝床で就寝。
 今年最高の人出らしく、確実に山頂で日の出を見るため、夜の10時に山小屋を出発しました。 深夜の登山って始めてだわ。 他のパーティーより早く出発したため、下を見ると車の渋滞のようにえんえんと九十九折の登山道にヘッドライトの光の帯が見えます。

 8合目で強風とガスで山頂を目指すかガイドが確認する為に狭い山小屋の庭で200人オーバーの寿司詰状態で待機。 下からどんどこ登山客が上がってくるので降りようにも降りれません状態に。
 結局大丈夫とガイドが判断して出発。 どうにか山頂の山小屋にたどり着きましたが、ガスで何にも見えないのと強風で体温が奪われ、小屋の片隅で縮こまっているとやがて小屋が開きました。
 しかし、山頂は登山客で大賑わい。 小屋で暖を取りたいけど入れなくて寒さで青白い人がいっぱいいましたよ。 恐ろしい事にビニールカッパとスニーカー、ジーンズという格好の人が結構います。 今回は雨が降らないだけマシでしたが、死人が出ないのが不思議です。
 私は、体力と装備に余裕があったので小屋の席を譲って2時間ほどふきっさらしの小屋の前で多数の登山客と難民状態でぼーっとしていました。
 どうもガイドと山小屋の連絡で「とにかく早く登らないと途中で渋滞になって山頂で日の出が見えないぞ」という話が飛び交っていたらしく、そのため早い時間に山小屋を出発して日の出を待つ為に何百人だかの人が山頂で右往左往していたらしいです。 ここらへんは天気とか人の入りとかの問題で難しいところですが。


 ガスと強風は収まることなく下山道で日の出を見ることに。 山頂の風景とかまったく見られず。 途中、雲海から現れる太陽が見えました。
 富士山は「一度は登ってみるべきだが、二度目はやめとけ」とか聞きますが、下山道は殺風景でえんえんと下り道が続いて精神的に苦痛でしたわ。 「火星みたい」なんて言っている人もいたな。

 そんなわけで、どうにか登ってきました。 いやー疲れた。


 追加:登山はいろいろハプニングがありましたが、楽しめましたよ。
    でも富士山はしばらく登らなくてもいいかも(笑